リビドー
2026-05-10
高校1年生の頃に書いたであろうルーズリーフの言葉を見つけた。
今の自分にも辛い言葉だった。
強烈な快楽はそれを見事なまでに覆い隠し、他の何にも集中できないようにしてしまった。
ここまで来ると、自らを止める事などできる訳もなく、倫理や常識などはまっさきに吹き飛んだ。
かろうじて残るのは、低俗である後ろめたさと、目の前の娘にだけは良い格好をしたい、
嫌われたくはないという羞恥心のみであったが、それすらも強大な快楽の前には甚だ
無意味にすら思えてくるほどである。要するには欲に敗けたということである。
やる事はした。最後まで一通りである。あまりの興奮に詳細な記憶ではなく、抽象的な
感覚が色濃く残された。後から考えると不安が立ち込めるようなこともしていたが、全ては事後に
なってから気づくことである。
あぁ、少年の私よ。
お前は今もそれに苦しみ悔いているよ。
そしてこれからも、おそらく永遠に困ることになるだろう。