扉
2026-04-20
扉というものがある。建物や部屋の出入り口に立てて、開いたり閉じたりする。
その目的は、出入りを制限することだろう。
その実態は板。
四角形を描いて、その右か左で高さは真ん中くらいのところに小さめの円を書いたら、扉の絵に見える。
夜などは扉を閉められると、急に目の前が暗くなる。
それから、扉の向こう側の光が少しだけ漏れていることに気付く。
私は光と違って、通り過ぎることはできない。
扉もとい、板としても恐らくは通せんぼをするつもりもないのだろう。勝手に持ってこられ、据え付けられ、今は私の視線を受けている。
だからなのか、扉から漏れる光は、私に中の様子のほんの少しだけを教えてくれる。